インプラントのQ&A
- インプラントとは何でしょうか?
- インプラントとは、体内に埋め込む医療機器や材料の総称です。
心臓のペースメーカー、人工関節、美容成形目的のシリコン材料などもすべてインプラントです。
歯が無くなった場合に、あご骨に埋め込む人工歯根もインプラントの一つであり、正確にはデンタルインプラントと呼ばれます。
- インプラントの材料は何でしょうか?
- 生体親和性が高く、高い強度を備えた素材として、現在は、主にチタンあるいはチタン合金が使用されています。
また、インプラントと骨との結合を促進する目的で、インプラント表面を様々に改良したインプラントが数多く用いられています。
- インプラント治療後の注意点を教えてください。
- インプラントは天然歯に比べると粘膜との結合が弱いため、感染しやすい欠点があります。
したがって、患者様ご自身による毎日のブラッシングが非常に重要です。
さらに、治療後の良好な状態を長期維持するために、歯科医院における定期的なメンテナンスが不可欠です。
- インプラント治療を受けた場合、MRIやCTによる画像診断への影響はありますか?
- チタンあるいはチタン合金を用いるインプラント治療を受けた場合、そのインプラントがMRIによる画像診断に影響を及ぼすことはありません。
しかし、チタンのインプラントが埋まっていることで、CTによる画像診断が影響されることは想定されます。
- インプラント治療に興味がありますが 相談だけでもよいですか?
- もちろん大丈夫です。歯を失った場合、インプラント以外にも多くの治療法があります。
インプラントをご希望される患者様でも、最初は相談だけというケースも少なくありません。
十分にお話をしてご納得、ご安心されてから治療を開始いたします。
岡山でインプラント治療をお考えの患者様は、お気軽に当院スタッフまでご相談くださいませ。
- すぐにインプラント治療ができますか?
- インプラント治療のみならず、すべての歯科治療は1本の歯ではなく、口腔内の環境や咬み合わせに関わります。
当院ではインプラント治療前に、歯周病やかみ合わせなどの治療を行ってから、インプラント治療を開始いたします。
- 高血圧のため薬を服用していますが、インプラント治療は可能ですか?
- 医師の指示などにより、薬で血圧がコントロールできていれば問題はありません。
しかしながら、患者様一人ひとりの服用されている薬や症状などによって対応は変わります。必ず事前にご相談ください。
- 糖尿病の持病がありますが、インプラントは可能ですか?
- 医師の指示などにより、血糖値がコントロールされている方であれば、問題なくインプラント治療は可能です。
しかしながら、患者様一人ひとりによって症状やお身体の状態が異なりますので、必ず事前にご相談ください。
- 一本も歯がないのですが、インプラント治療は可能ですか?
- 残っている歯の本数は、基本的に関係ありません。全く歯の無い患者様でもインプラント治療は可能です。
また、何らかの理由によって、通常の補綴物を入れるのが難しい場合も、インプラント治療は対応可能です。
- インプラント治療は痛いですか?
- 麻酔を行いますので、手術中の痛みはほとんどありません。
しかも、簡単なケースでは30分程度で終了しますので、治療時間も虫歯とさほど変わりません。
しかし、外科手術ですので、麻酔が切れてからは傷口の痛みが皆無という訳ではありません。
麻酔が切れた後は痛み止めを処方しますが、通常はほどなく痛みが治まります。
- 治療費はどのくらいかかりますか?
- インプラント治療は自費診療なので保険は適用されませんが、医療費控除は適用されます。
また、治療費はインプラントの本数や被せる歯の材質によって変わります。
岡山にお住まいの患者様は、当院スタッフまでお気軽にご相談ください。
- インプラントはどのくらい持ちますか?
- インプラント治療の効果は半永久的です。しかし、メンテナンスをせずに放置すると、残っている天然歯が歯槽膿漏や虫歯になり、インプラントが抜けてしまうこともあります。
しかし、追加埋入など、適切な処置を行うことで健康状態を取り戻し、再び理想的な咀嚼能力を得ることも可能です。
インプラントを長持ちさせるには、毎日のブラッシングと定期的なメンテナンスが不可欠です。
- インプラントはコーヒーや紅茶、ワインなどの色素沈着はあるのでしょうか?
- インプラントはほとんど変色しません。ただ、隣り合う天然の歯が変色し、年月を経て天然歯との間に色の違いが出てくるかもしれません。
- 喫煙はインプラントにとって問題ないのでしょうか?
- 喫煙はインプラントの大敵です。しかも歯周病に悪影報を及ぼします。
さらにインプラントそのものにとっても、喫煙は歯周病と同じように周囲組織を破壊し、インプラント周囲炎を引き起こす原因のひとつだとされています。
- メンテナンスはどうすればいいですか?
- 最低でも数カ月に一度のチェックと、定期的なメンテナンスが必要です。
ここで、細菌感染防止と噛み合わせのチェックを正しく行えば、インプラントの長期利用の可能性も高まります。
岡山にお住まいの患者様は、お気軽にご相談ください。
- インプラントは年齢に関わらず、どんな人にでもできますか?
- 一般的には、年齢的に顎の骨が完成する20歳前後なら可能です。しかし、健康なら誰でも治療を受けられるとお考えください。
ただし、全身疾患や妊娠中の方などはインプラント治療を受けられないケースがありますので、スタッフにご相談ください。
- インプラント治療期間中、歯が無い状態で過ごすことはありますか?
- インプラント治療中は仮歯を入れますので、見た目にも歯がない状態に見えることはありません。また、食事も問題ありません。